山岳民族の森 タイ・メーテン       
ラフ族の村を目指す!

まぼろしの巨大アンタエウスを求めて!


ラフ族の村をあとに!

名残惜しいがラフ族の村を後にする下山の日。村人達が見送りに出てきてくれる。歓迎 の歌を歌ってくれた少女たち、沢山の虫を捕まえては持ってきてくれた少年たち、疲れ た体を揉み解してくれたおばあちゃん、手を振ってくれたみんなの目が天使のように輝 いているように見えた。

感動の涙も涸れぬ間に、森の妖精、ラフ族の村を後にした。

さてさて、帰りは下りだから楽だろうと思うとこれがどうして、急斜面は滑る。崖から 落ちたら大変だ!日本であれば滑落事故として十分新聞に載せてもらえる。

歩き始めてすぐにガイドが竹を切って私達に杖をつくってくれた。こんなもの必要なの か?と思っていたが、ところがどうして、これなしでは到底山を降りきることが出来な かっただろう。

おまけに沢が近づくとやぶ蚊の大群である。「マラリア蚊だぁ!」やれ「日本脳炎だぁ」 などと騒ぎながら、休憩することも出来ずひたすら歩き続けた。

ガイドが冗談で、「虎が出るので私が走ったらあなた達も走って逃げてね!」というが、 これだけ鬱蒼とした竹やぶを見る限り冗談とも思えない。
そのあと続けて「虎だ〜!と叫んでる間に食われるので、私達ガイドは声をあげるより 先に走って逃げるんですよ」とにこり。これ、なおさら冗談にならない。タイガースフ ァンでもたまらんでしょう。猛虎襲来!タイガースてか。

途中で象をチャーターしての山越えもあった。アユタヤ遺跡あたりで平地を15分ほど 歩く観光用のものがるが、ここは本格的でこんなところを登るのかというような急斜面 を歩かせる。象が足をすべらせたら万事休す。私達ももろとも落ちてしまうようなとこ ろである。
途中、象達は巨大な糞をまき散らしたり、滝のような小便をする。出す物を出せばお腹 がすくのかバナナの木を鼻でへし折って食べたりする。野性味たっぷりである。

そんなこんなで、最終的にはなんとかチェンマイ市内までたどり着き、無事空港からバ ンコクへ飛び立つことが出来たのである。



 
いざ出発である。 & 帰り道は別ルート、これまた険しい道である。


 
この急斜面である。おまけに道は良く滑る!


  
途中の川で休憩。冷たい水で顔を洗うと最高!



このササなんとかなりませんかねぇ。


   
やっとひらけたと思ってもこのぬかるみ。車も当分通っていないとか。誰か車で迎えにきて〜! 


  
途中で昼食を食べた。あいかわらずおいしい。焼きめし、スープ、フルーツ


 
昼食をいただいた民家 & 象乗り場!


   
この手の山を象で越えて行く。 & 力つきてこの間の写真がないが 最後 チェンマイ空港


 


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